押忍!エッグだ!
長く続いたミャンマー編も遂に最後!
本当は出家後は2本くらいにまとめて終わるはずが
これが発達障害(疑惑)の止められない漲り過ぎるパワーなのだ。。
そんなわけで色々な事があったミャンマー。
飛行機でミャンマー最南部に行ってタイに入国したかったがチケットが外国人料金で馬鹿らしいので陸路で出国することに。
俺が滞在したダウェイは東側に直線でまーっすぐ行くとバンコクに着く。
それならと、そのルートで行く事にして出発の前日にミャンダチのアンと一緒にバス屋に行った。
聞くとタイとの国境まで5時間で25,000チャット(1800円)とのこと。
ミャンマーの物価からすると高いと思ったので値切るも全く下がらない。
これは正規の値段か外国人料金なのかと諦め、それなら絶対に助手席にしてくれと約束。
そんなわけで次の日にアンにバス停まで送ってもらいサムイ島での再会を約束して別れた。
※アンはミャンマー人価格で乗れるので飛行機でサムイ島に行く。
バスが到着するとハイエースでもなくピックアップトラック。
荷台には10人近くが乗っていて、まじで助手席を頼んでおいて良かったと思いながら乗り込んだ。
すると俺と運転手の二人かと思ったが、後ろにも席がありギュウギュウに3人乗っていた。
ということもあり俺の席も信じられないくらい狭くダッシュボードに膝が当たって足が下に降ろせない。
体育座り状態で5時間も移動すんのかよ。。
と思ったが仕方ないので我慢して出発。
この時はまだ、これから起こる地獄を一ミリも予想していなかった。。
少しするとアスファルトは終わり未舗装の泥道になった。
しかも山道を走るのでアップダウンも激しいし
外は半端ない灼熱だし砂埃だしでマジで荷台じゃなくて良かったし
車内は幸いクーラーも効いているので、勝手に調節して不幸中の幸いだと小さすぎる幸せを噛みしめた。
そして車は日産なので安心していたが、とにかく運転手の運転が荒い。
ガーッと飛ばしてはブレーキの連続。
ブレーキそんな使うなよ馬鹿!!と思ったが黙って音楽を聴いていた。
しかし案の定、ブレーキが故障して先に進むと勾配が今より急になるからと引き返すことに。。
まじでブルーになったが仕方ない。。
3時間くらい進んでたけど、1時間かけて戻った場所で修理にまた1時間。
俺以外はミャンマー人だが、流石タイ出稼ぎ組だけあってタイ語が通じたので退屈しのぎに会話をしながら待機。
そして修理が終わりやっと出発。
ひたすら砂埃まみれの山道を進み
無駄に検問があったり
荷台に置いておいた俺の荷物を触ってる奴がいて一悶着あったり
雨が降ってきて小さな商店で休憩したり
途中の橋では耐久性に不安があるのか荷台組は全員歩かされたり
やっとのことで7時間くらいで国境に到着。
陸路のショボ過ぎる国境で出国審査。
パスポートのコピーをよこせとか色々言われるも
ダウェイで出家してきたんだ〜とか話してたら仲良くなって色々とパス。
審査後はバイタクに乗り、タイ側に移動。
ミャンマー側は泥道なのにタイ側に入った瞬間に舗装道路になっており貧富の差をハッキリと見せつけられた。
やっと地獄は終わりだ!と思うもタイ側カンチャナブリでも地獄。
タイ側での入国審査は10分くらいパスポートを睨まれるも、なんとか入国。
多分こんな辺鄙な国境にタイ人、ミャンマー人以外が来ることは滅多にないのだろう。
入国を終えるもバス停に行くとバスは1時間に一本で丁度行ったところらしく1時間待ち。
しかもバンコク行きではなくカンチャナブリの中心地行きのみ。
とりあえず暇だし、ずっと圏外だったからタイのSIMを買いたいけど売ってないしWi-Fiすらない。
そこで暇過ぎる1時間を過ごし、中心地までバスで移動。
気付けば何もまともに食ってないし疲れ果ててたのでカンチャナブリで泊まるのも考えたけど
とにかく俺は文明の元でクーラーと日本食が恋しく気合いでバンコクまで行くことに。
そんなわけで、さらに俺はバスを乗り換えバンコクに向かった。
遂に華の都バンコクに到着。
俺は大都市すぎてバンコクが嫌いなんだけど、到着した時は泣きそうになった。
合計移動時間15時間
到着時刻22時
まじでキューバでも地獄の夜行列車19時間の旅とかあったけど
こっちの方が地味なのに地獄度は高かった。。
このルートを調べてもキューバの夜行列車と同じく、確かブログが一つも出てこなかった。
とりあえずはタイ側まで行けばSIMが買えなくてネットも使えなかったけど全然余裕。
さすが外国人旅行者天国のタイだと感心した。
そして、もしこれを参考にするという人は地獄を覚悟してくれ。
英語もタイ語もミャンマー語も話せない人には難易度高いけど、アドベンチャー感は高いぜ!!
というわけで俺の夢のミャンマー編終了!!
世界一周の時はタイミングが合わず行けなかったミャンマー。
ず~っと行きたかったミャンマー。
テレビやネットを見るだけじゃ理解できないリアルなミャンマーが見れた。
本当に行って良かった。
ありがとうミャンマー!!