押忍!エッグだ!
今回はミャンマーで起こった日本人青年の悲惨な物語を書いていく。
俺はアンのおばあちゃんちがあるランロンというダウェイ地区の小さな町にいた。
なにを食ったか不明だが、とにかく出された物は全て食った。
そしたら急に調子が悪くなり寝ていると腹も下し始めた。
まじでピーピーのりピー状態になり、蒼いうさぎならぬ青い顔して寝床とトイレの往復だった。
灼熱の4月のミャンマーで扇風機のみで寝ながら外の景色を見ていると
体感温度は40°を越える中で唸りながら寝てトイレ行ってスポドリ飲んでの繰り返し。
しかもトイレは和式でウォシュレットなどなく、桶の水でケツを洗うタイプ。
流石に自分の手でケツは拭けないので特別にトイレットペーパーを用意してもらって拭いた。
そのあとは外に行き井戸水でケツを洗う。
もちろん外だから裸にもなれずロンジーというスカートのような民族衣装を着たまま洗う。
それで新しいロンジーに着替えて寝るの繰り返し。
次の日になるとアンも体調が悪くなり寝込みだした。
俺は飯も薬もいらないスポドリだけで良いと言っていたが、アンのおばあちゃんがやってきて食事や薬を大量に用意してくれた。
ただ申し訳ないのだが下痢は止められないし飯も食えない。
幸いおばあちゃんはタイ語が通じるので、意思疎通はできるのだが数時間毎の食事と薬の提供は止まらない。
アンに英語で下痢は止めちゃいけないし、消化に悪いものは食えないと伝えるも
おばあちゃんの食事と薬攻撃は更にエスカレート。
もちろん大変ありがたい事なのだが、マジで死にそうに調子悪いから本気で断り続けた。
するとアンの寝ている方で、おばあちゃんがキレている声が聞こえてきた。。
まさか!?と思ったが、そのまさかでアンが俺のとこに向かってきた。
アンも体調不良で瀕死状態ながら鬼の形相で向かってきて
「頼むエッグ!!飯と薬を食ってくれ!!ばあちゃんがエッグが食わないと俺にキレてくるんだ!!」
というわけで食わないとここに居づらくなるので、御粥を用意してもらって食べた。
薬は飲まずに捨てた。。
そんなこんなで2日間寝た切りだったが少しだけ体調も回復したので、おばあちゃんの家を脱出!!
サムイ島で働くミャンダチのボーボーの家に向かうことに。
ボーボーは帰ってきてはいないが
「本当にごめん!俺はサムイ島にいるから弟にエッグの面倒を全て見させるように頼んだ!俺の家に行って好きに泊ってくれ!」
いやいや。。
そもそも謝る必要なんて皆無だし、どんだけ友達思いなんだよ。。
と思うほどミャンダチは情に厚すぎる奴らなのだ。
そんなわけで、最初はアンの実家に泊まり、次はおばあちゃんち
そして最終的にボーボーの家に逃げた俺とアン。
アンもサムイ島で自由に暮らしているからか、お節介が過ぎて情に厚すぎるミャンマーが辛くなっているようだった。
そしてボーボーの家に行くと、もっと田舎だから超静かだし最初に伝えたから飯や薬も無理には勧めてこず快適だった。
そして超田舎だから寝る時も緑が多く涼しいし、とても静かなので快適に眠れた。。
はずだった。。
でも起きたら背中が痒い痒すぎる!!!!
なぜか俺だけ虫に食われまくっていた。。
もうマジで初めて日本に帰りたいと本気で思った。。
こないだまで1年4ヵ月も世界一周してた時だって一度も思わなかったのに。。
というわけで急に文明が恋しくなり、アンの実家があるダウェイ中心地に移動。
ダウェイの中心地なら数は少ないがクーラーが少しだけ効いている店もある。
久し振りのクーラーは、うっすらとしか効いてなかったけど文明の安心感は半端なかった。
そんなわけで今回は地獄の下痢ピー事件の話でした。
やっぱ外国の飯は怖いって?
もう今後は気を付けるでしょって?
なめてんじゃねえぞ!!
帰国して今はもう日本にいるけど日本でも酒飲んでラーメン二郎食って下痢ピーじゃ!!
俺はこれからも色んなもん食いまくるで~!!