押忍!エッグだ!
今回はタイの一番左下にあるサトゥーンという街に行った話だ!
マレーシアのランカウイ島までの船が出ているというサトゥーンという街。
誰に聞いても「特に何もないよ」としか言われなかったが、なにか引っかかるものを感じていた。
そんなサトゥーンに行くためハジャイのバス停からミニバンでGO!
あっという間の2時間くらいで到着してネットで軽く見ておいた宿に行くと良い感じなので即決。
部屋とバイクも借りて一泊550Bと安いけど部屋もまあまあだし、バイクは最新。
さっそくサトゥーンを探索しようとバイクで街を走ってみた。
すぐに気付いたけど、ここはムスリムが多いようでモスクが沢山あった。
イスラム教のモスク
タイ仏教の寺院
華僑系仏教の寺院と3種類が存在する面白い街だった。
そして今までのタイと一番違うと思った事が外国人が圧倒的に少ないという点。
しばらく滞在したけど街中で見かけたのは5人もいなかった気がする。
そんなサトゥーンをある程度見て周ったところで気になる路地を発見。
なんか大き目の岩山も見えるしちょっと行ってみよう。
俺のモットーでもある普通の人なら行かなそうな「もう一歩先に行ってみよう」が発動した。
路地を進むと岩山の下には仏陀像が祀られていた。
ただこれだけでは満足しない俺なので「もう一歩先に行ってみよう」が再び発動。
すると明らかに雰囲気の違う超ローカルな水上集落が見えてきた。
こんなとこ入っちゃって大丈夫かな?と思ったけど好奇心の方が勝りグングン進むと
猿がいる!!!!
猿が集落の中で共存してる!!
こんなすげー光景見れるなんて一歩先に行ってみて良かった!!と大興奮。
近くのタイ人に危ない?と聞いても大丈夫というので写真を撮ってたけど少し怖かった。
そのあとも少し進んでみるも特になにもなく民家の方に行ってしまい怪訝な顔で見られたが笑顔で「ここは綺麗な場所だね~」とタイ語で言ったら笑顔で迎え入れてくれた。
超ローカルな場所に踏み込む場合は外国人なんて珍しく「こいつ何しに来た?」と不安を与えてしまうが、こちらから笑顔で挨拶でもすれば普通は大丈夫。
そして水上集落も見終わり、すっかり忘れていたが洗濯をしたかったので洗濯屋を探すも見当たらない。
仕方ないので信号待ちの時に隣に停まってたバイクのおばさんに尋ねると「ついてきな!」と言われ、おばさんについていった。
これまたゴリゴリのローカルな集落に入っていき洗濯屋だというおばさんを紹介してもらい洗濯ものを預けた。
なんかこの頃にはすっかりサトゥーンが気に入り始めていた。
夜はハジャイに続いて、またしてもムスリムが多い街なので鳥肉料理を食べて就寝。
そして二日目はランカウイ島行きの船が出る港まで下見に行った。
そこまでの道がまた凄くて両サイドがマングローブの道を突っ走る。
途中には猿や大きなトカゲなんかもいるし超気持ちの良いドライブになった。
街に戻ってからはムスリムカレーの店で昼食。
ここのおばさん達とも仲良くなり何度も通ったがラムカレーが絶品だった。
日本人が珍しいのか行く度に色々とサービスしてくれた。
ここで初めてムスリムの女性は綺麗な人が多いことに気付いた。
その日の夜はテキトーな飯を食い、一人で寂しいのでビールを飲みに行くもムスリムが多い街なので人がほぼおらず。
サトゥーンは良い街だけど、やっぱり友達がいないと寂しいなあと実感。
そして三日目。
明日にはランカウイ島に向かうのでサトゥーンも最終日。
暇なのでGoogleマップで見付けた公園があったので行く事にした。
行ってみるとまたしても岩山で猿も沢山いる公園だった。
こっちの猿は掃除のおばさんを襲ったりと少し怖かったが探検を続けた。
そのあとは岩山を登る階段があるので何があるのかとバイクを停めて登ってみると下から何やら俺を呼ぶ声がする。
え?ここ登っちゃダメなの?と思って下に降りてみると俺のバイクが猿に占領されていた!!
ちょっと怖いけどバイクを壊されたら困るので追い払うも水も持って逃げられ、器用に蓋を開けて全部飲まれた。
そこから「もう一歩先に行ってみよう」が三度発動して進んで行くとムスリムマーケットを発見。
ここでベビーカステラみたいなのを食べたら美味しかった。
そしてここまでも来たなら一番奥まで行ってみよう!と「もう一歩先に進んでみよう」もぶっ壊れどこまでも突き進むことにした。
自然に囲まれ道も綺麗な良い感じの道を突き進んでいくと小さな村に到着。
今までとは確実に何かが違うムスリム一色な村で外国人が超珍しいのか信じられないくらいジロジロ見られた。
それでも気にせず突き進んでいると未舗装の道に出てそこも突き進んだ。
なんか時間のゆっくり流れるラオスみたいな場所だな~と、のんきに1時間くらいふらふらと走った。
帰りにまたムスリム一色の村に出たので好奇心で小さな商店に立ち寄りジュースを買って飲んでいた。
すると違う客が現れタバコを頼むと裏の衣装ケースみたいなところからタバコを出している。
もしや密輸入タバコか!?と思い良く見ているとタイでは売っていないタバコが出てきた。
これは面白そうだと思い俺も一箱くれと言って色々見せてもらった。
聞いてみるとインドネシアから税関などを通さず運んだタバコとのこと。
タイでは安いタバコでも60Bだけど、これは30Bくらいだった。
ちなみに味は不味かったので二度と買わない。
そして夕方になったのでサトゥーンの街に戻ると人が大勢集まってなにかをやっている。
気になって行ってみると鳥の鳴き声大会みたいなのが開催されていて、それを俺も一緒に見ていた。
すると超太った男に話しかけられ色々話していると仲良くなり夜飯にまで招待された。
彼はこの鳥大会のボスで兄のウワンと弟のサンの兄弟で仕切っているらしい。
彼らのことを俺は超デブダチと名付けた。
そんな二人に今日はこんなところに行ってきたよとムスリム村の写真を見せると
まじかよ!!ジビランなんて俺らも行かない超危険地帯だぞ!!
と驚かれ、なにやら俺が行った地域は地元民でも近付かない超危険な場所だったらしい。
超デブダチは英語がほぼ話せないので俺のタイ語だけでは全ては理解できなかったが、ジビランとかいう地域でムスリム系マフィアの巣窟らしい。
過去に何人もの人が殺されているという本当にヤバイ所だったようだ。
そんなタイ人でも近付かない場所に外国人が踏み込んで良く無事で帰ってこれたなと言われた。
変な雰囲気は感じてたから無駄に街中で写真とか撮りまくらなくて本当に良かった。
その夜は「サトゥーンはムスリムばっかりで豚肉が食べれない」と俺が言ったので豚の焼肉ムーカタを食べさせてくれた。
そんなわけで最終日に友達ができてしまったのでサトゥーンにもう一泊することに。
延泊した四日目も鳥大会が開かれていて、そこに俺も行って一緒に遊んでいた。
そして昨日仲良くなった一人と海の方に一緒に行こうと誘われ車でドライブしに行った。
彼の名前はメックで日本が大好きらしく話していると海外旅行も行きまくり車もBMWと超金持ちだった。
そんな彼に海老や蟹をたらふくご馳走になってしまった。
もちろん払うと何度も言ったけど受け取ってくれなかった。
その日の夜は彼らに呼ばれ行ってみると知らない人の葬式会場だった。
そこで参列者用の無料の飯を俺も一緒に食うという意味不明な展開になった。
意味不明だがめっちゃ美味かったのでお代わりまでした。
そんな時にバングラデシュ人の友人から「調子はどう?」とメッセージが来たので
「今知らない人の葬式で無料で飯食ってるぜ!!ははは!!」
と送ると
「そうか。。俺は今朝、父親が亡くなったんだ。。」
という返事が。。
最悪なタイミングで最悪な事を送ってしまったと、その後は態度を180度変えて友人を励ました。
そんなわけで楽しかったサトゥーンでの四日間。
超デブダチとメックは釣りも大好きということで一緒に船釣りに行く約束までしてしまった。
本当はマレーシアのランカウイ島からクアラルンプールまで行く予定だったけど。。
サトゥーンに戻ってくることに決定じゃ!!!!
というわけでビザも切れそうなので俺は宿にメインのカバンを預けて一旦マレーシアのランカウイ島に向かうことに!!
次回!!エッグ初めてちゃんマレーシアに行くの巻!!