押忍!エッグだ!
遂に目的の地バラコア編に突入だ!
サンティアゴ・デ・クーバからバラコアへはコレクティーボで移動!
コレクティーボはジープみたいなのに人が乗り合いで行くタイプの乗り物。
出発前日に交渉しに行き20CUCというので、確か外国人用バスが18CUCとかだったはずなので値下げをしろと言うも「うちのは6人乗りの小さい車だからバスと違って早く着くから20CUCからは値下げできない」の一点張りで、じゃあもう良いやと交渉成立。
しかし!!
到着した車は20人は乗れそうなタイプのバス。
クソが!!!!
と思ったが、とっととバラコアに向かいたいので乗車。
まあ大型バスよりは早く到着するだろうと我慢。
バラコアまでの道は山道でぐねぐね曲がるカーブが沢山あるらしい。
それなら大型バスで行くよりまだ楽だろうと自分を納得させた。
しかし!!
途中でキューバ人も俺らとは全然違う値段で乗ってくる。
乗ってくるだけでも席が狭くなって邪魔だから嫌なのに問題は別にある。
走ってると賄賂目的のゴミ警察が検問をやっているのである。
この情報はネットで確認済で下手すると2時間くらい止められたりするらしい。
案の定、俺らもゴミ警察に検問で止められた。
ゴミ警察はツーリストの俺らは無視で途中から乗ってきたキューバ人の荷物だけを外に降ろして取り調べを始めた。
だからキューバ人が乗ってくるのは嫌だったんだよ!!!!なんで俺らと違う値段で乗ってきた奴のために時間割かなきゃいけねえんだよクソが!!!!そもそもこれツーリスト用なんだからキューバ人乗せんじゃねえよゴミ運転手!!!!あと乗車人数も話と違うだろクソボケ!!!!
と怒りが爆発しそうだったが我慢。。
そしてキューバ人が賄賂を払って30分くらいで解放されバラコアに再出発。
俺は思う。
賄賂なんかがまかり通ってる国はゴミである。
国家権力を盾に賄賂を要求するようなやつは死刑にしろ死刑に!!!!
そうしないと良い国にならない絶対に。
そんなこんなでガチで過酷な山道を乗り越えバラコアに到着。
バス停にはカサ(民泊宿)の客引きが沢山。
基本的に客引きなんかにくるカサはクソだと思って無視して進む。
とにかくキューバは客引きもしつこい。
断っても断っても着いてくるので半ギレして「いらねえんだよ!!」と言うくらいしないと離れない。
キューバに滞在して半月くらい経過して、残念だがキューバの国民性のクソさは今まででも断トツなくらいに感じていた。
でも俺には旅した全ての国を大好きになるというテーマがある。
だから良い所を見付けてはネガティブな部分を掻き消すように努めていた。
そして客引きを引き離しカサを探し歩いていると色々なカサが見えてきた。
するとさっきの客引き群の中にいたおっさんに遭遇。
「俺の宿はここなんだ!日本人も絶賛だぜ!」と前に来た日本人が書いた「ここオススメです!」みたいな手書きのボードを見せてきた。
まぁそれならチラっと見てやるかと中を見学。
海沿いから一本入ったところにある普通の部屋で別にどうってこともない。
1日15CUCで一週間なら12CUCと微妙に下げてきたが却下。
そのあと海沿いの最高な立地のカサを発見して交渉。
1日だと15CUCというので、一週間泊まるから1日10CUCにしてくれと交渉。
すると「今夜からカーニバルが始まるから超うるさくなるけど大丈夫か?」と親切に聞いてきてくれた。
わざわざこんなことを正直に聞いてくるキューバ人を俺は初めてみた。
嘘つきばかりのキューバ人の中で彼はとても正直で紳士的だった。
俺「あなたはとても親切で素直で正直な男だ!!」
男「ははは!!おまえは良いビジネスマンだ!!じゃあ10CUCでOKだ!!」
という事でお互いご機嫌で交渉成立。
部屋は海沿いで最高の立地。
こんなとこに10CUC(約1000円)で泊まれるなんて最高だ。
さっきの日本人がオススメのボードを書いた宿に泊まった日本人は客引きにほいほいついていって安くもなく立地も良くない宿に泊まったのだろう。
やっぱり客引きなんかに絶対についていくもんじゃないなと強く思った。
これはあくまでも俺の自論。
客引きにほいほい着いて行ってそこで満足する人ならそれで良い。
でも俺の場合は他にもっと良いとこあったんじゃね?と思ってしまうので基本的に自力で納得のいく場所を探す。
特に日本の裏側のキューバまで来て、さらにはキューバの端っこなんかまで来たんだから余計に自己満でもなんでも良いから自力で納得のいく宿を探したい。
とにかく最高の宿が見付かって俺は超ご機嫌で行きのクソバスの事も吹き飛んだ。
こうやってネガティブをポジティブで吹き飛ばしていかないと旅なんてやってられない。
というか人生も同じでネガティブはどうしたって現れるから、どうにかして自分なりの方法でポジティブに吹き飛ばしていかないと生きてて楽しくない。
楽しくないなら生きてる意味ある?と俺は思う。
そんなこんなで最高の宿が決まり街を散策。
バラコアは海沿いに街があり、田舎特有のゆっくりとした空気が流れている。
田舎は田舎でも海があるかないかでは全然雰囲気も人の感じも違う。
夜はテキトーな飯屋に入って食ったけど微妙。
とにかくキューバの飯は基本的に不味い。
食べ終わるとシェフに料理について感想を求められたので色々と教えておいた。
説得力を増させるためにサムイ島で冗談で板前の恰好をさせてもらった時の写真を見せて「俺は日本のシェフだ!」と言ったら色々と聞かれたがスペイン語で伝えるのは限界があったので諦めた。
そして夜はカーニバル。
マジで街中を大勢の人がドンチャン騒ぎで練り歩く。
そこに俺もカサのファミリーと一緒に踊りながら夜の街を歩いた。
先頭の方には楽器を持つ人達。
何が目的でやってるのかは不明だが、とにかくみんな陽気で楽しい。
何組かのグループがあって、そのグループごとに大群を連れて練り歩く。
彼が宿の主人でありファミリーの父親リサンドロ。
彼はとても良い人で毎日色々な話をした。
彼女は末っ子のリアネイ。
とてもお転婆だが可愛い女の子。
そんなこんなでバラコア初日は終了。
楽しくなりそうなので7泊する事を決めリサンドロにまとめて宿代を支払った。