押忍!エッグだ!
※この記事は2018年3月末頃の記事で、書いてるのは2018年5月17日でちゅ。
※リアルタイムだと勘違いして「今〇〇いるの?」と連絡してくる人が多いので書いておきます。
※リアルタイムはTwitterで確認してください。
というわけでサンタ・クララから地獄の19時間の夜行列車に揺られサンティアゴ・デ・クーバに到着した俺!
キューバ第二の都市と呼ばれるだけあり、駅に着くとカサ(宿)の客引きが沢山いたが無視して目の前のバスに乗った。
このバスがどこに行くかは不明だがとりあえず中心地に行きそうな予感がしたので乗った。
そしてなんとなくテキトーな場所で降りて中心地に向けて歩いた。
ネットには坂道が多いと書いてあったがガチで坂道が多くて重い荷物を背負って歩くのは辛かった。
まあまあ歩いて中心地のパルキー(スペイン語のパーク)に到着。
本当にどこの街も中心に公園があって、それをメインに街が作られている。
わかりやすいんだけど毎回同じで飽きてきた。
とりあえず宿を探すためにパルキーから2、3本行った道なら宿代も下がるので歩いて聞いて周る。
そこでも客引きが付き纏ってくるが値段だけ聞いて無視。
なぜなら客引きなんてするような宿はどうせ微妙だろう&そいつは宿の人間じゃなくてマージンが入る可能性があるから。
ただ今回は珍しく満室で3軒くらい断られ、4軒目にして見付けた宿が最高だった。
一泊20CUCのところを、また3泊で50CUCに値下げしてもらって決定。
もちろん個室でトイレとシャワーも部屋に付いてて屋上からの眺めが最高な宿。
さっそく荷物を置いてシャワーを浴びて飯を食いがてら街を散策。
まじでとにかく坂が多い。
どんだけ坂が多いの?
はぁはぁ。。なんか胸が締め付けられるように痛い。。
32年間生きてきてこんな辛いの始めて。。
寝てないからか?
まじでぶっ倒れるんじゃねえか?
というレベルで体調不良になったのでテキトーなもん食って部屋に戻り昼寝。
起きたら体調は回復してて、19時間の夜行列車でほぼ寝てないのに超絶炎天下の中を急な坂道昇り降りしまくったからの体調不良だったのだろう。。
まじで怖かった。。
昼寝から起きてからは3CUCの床屋に行ったら変になったり
またも良い感じの夕陽。
キューバは四角のブロック毎に土地が仕切られてるから道が長くて景観が良い。
道を聞いたキューバ人の絵描きと仲良くなってアイスを食いに行ったり
そこで俺の闇金屋みたいな似顔絵を描いてもらったり
お礼に俺も似顔絵を描いてあげたら苦い顔されたり
そのあと海の方まで案内してもらったりして宿に戻り就寝。
サンチアゴデ・クーバ(とも呼ぶ)2日目は街をフラフラして激うまチュロスを食ったり
その辺のテキトーなバイクを停めて金払って野球場に連れていってもらったり
そしたらなんと「明日は試合をやるよ」という情報を手に入れたり
そっからまた移動して革命なんちゃらを見たりして宿に一回帰宅。
屋上で神様が降りてきそうな夕焼けを見て
中華を食いに行きベトナム人と韓国人と仲良くなって
公園でWi-Fi繋いで彼女と連絡したりしてから帰って就寝。
そしてサンティアゴ3日目
起きると毎朝おばあちゃんがコーヒーを用意してくれる。
それを屋上で飲みながら一服するのが日課になっていた。
この日は肉料理を作っていて、それも食べさせてくれたけど超美味かった。
そのあとはキューバ代表のユニフォームを着て念願の野球を見にスタジアムに行った。
ネットでは入場料はキューバ人が1CUP(4円)で外国人が1~3CUC(100円~300円)という情報を見ていた。
別に外国人料金でも安いけど、せっかくだからキューバ人料金で入れるか挑戦してみることにした。
作戦としては何も言わずにチケット売り場で1CUPを出すというシンプルなもの。
しかしチケット売り場に行くと即バレて「ツーリスト?」と聞かれたので「シィー」と答えた。
※スペイン語でシィーはYES、ノッがNO
それなのになぜか1CUP(4円)でチケットが買えた。
キューバは超テキトーなのでなにが起きるかは常に読めない。
そして会場に入り一番下の階のバッターボックスの真裏という特等席をGET。
今日はサンティアゴ・デ・クーバ vs グアンタナモの試合。
キューバは地域ごとにチームがあり全16チーム。
プロ野球ではなく社会主義国なので公務員という形での選手たち。
みんな貧乏なキューバを飛び出して海外でプロになって大金を稼ぐのが夢のようだ。
昔は亡命していたが、最近はメキシコ、日本、イタリアあたりの国には正式な形で移籍いるようになったらしい。
理由は有力な選手が亡命して外国に行ってしまい、国際試合で弱くなってしまうからということ。
これを聞いてアメリカとの国交を回復させたのもそうだし、社会主義とか尖ってたくせに意地も通せない情けない国なんだなと思ったりした。
というわけで今回はサンティアゴのホームゲームなのでグッズを買おうと会場を見て周るもどこにも売ってない。
たまたま通った球団関係者らしき人に聞くもグッズなんて売ってないとのこと。
まぁ仕方ないと思い、その人と色々話して仲良くなり「俺は日本人で野球を見にサンティアゴまで来たんだ!」と言うと「ついてこい!」と言われ球場の人気のない真っ暗な倉庫に連れていかれた。
あ、あれ・・・?
も、もしかして・・・?
俺、、ケツにバットとか入れられちゃうのかな・・・?
とワクワクドキドキしていたが球団関係者のおじさんは
チームの非売品のキャップをプレゼントしてくれた!!!!
超嬉しい!!!!
さっそく、もらったチームのキャップを被り試合観戦開始!!
まずはダンスを見せられ
両チーム整列して選手宣誓とか国歌斉唱とか
それが終わってやっと試合開始!!
今回はU23の試合らしく出ている選手はみんな若手!
キューバは打撃力とピッチャーが半端ないイメージ!
しかし試合は打撃とかピッチャーとかいうより。。
フォアボールとエラーの連続で点が入りまくる展開に。。
最初は盛り上がっていたが次第に客も点が入ってもあまり騒がなくなるくらいエラーとフォアボールばかり。。
そんな試合に飽きて球場を探検!
探検にも飽きて席に戻るも試合開始から3時間経過してるのにまだ5回。。
長すぎて飽きてきたし暑いし帰ろうかな。。
と思ってたら観客が急に
うおぉおおおお!!!!!!!!
と雄叫びをあげ始めたので、なにかと思ったら
サンティアゴのコールド勝ちで試合終了!!!!
うおぉおおおお!!!!!!!!やっと試合終わったぁあああ!!!!!!!!
と俺もみんなに少し遅れて雄叫びをあげた。
まじでコールドルールを採用していてくれて本当に良かった。
試合後はベンチまで行きキャップをくれたおじさんに「おめでとう!!」と言って、活躍したキャッチャーと写真を撮って中心地に戻った。
帰り道で水を買おうと街を歩いていると何人もの人に声をかけられた。
「うお!?そのキャップどうしたんだ!?」
「その帽子を見せてくれ!!」
「その帽子を俺にくれよ!!」
「なぁその帽子を売ってくれないか??」
「俺の帽子と交換してくれよ!!」
と4、5人に話しかけられた。
最初は良かったけど途中からダルくなり次の日からこのキャップを被ることは一度もなかった。
このキャップは、サンティアゴに住む人から超羨まれるほどの貴重品らしかった。
そして水はどこにも売ってなくてクソ歩いて海沿いまで行ってサルサBARで売ってもらった。
歩きまくって疲れ果てたのでビールも飲んで休憩。
そのあとキューバ人用の食堂で激マズな飯を食って帰宅。
サンティアゴ4日目
本当はこの日、移動する予定だったがカサと街が気に入ってしまい延泊。
この日も街をフラフラして柔道場を発見。
そこの先生と仲良くなり色々と話した。
意外にもキューバは柔道でメダルを取ったりするまあまあ強い国らしい。
でも国が貧乏だからメダルを取ったあとは、みんな海外に行って指導者になったりするとのこと。
そのあと宿に戻るとまたご飯を食べさせてくれ、これも超美味しかった。
キューバはレストランでも飯が不味いけど、カサの飯は全部美味くて驚いた。
その夜はサンティアゴで最後の飯なので少し豪華にサルサの生演奏がやってるレストランに行った。
そして次の日の朝、俺は最後の目的地キューバ最東端の街バラコアに向かうため宿を出た。
ここのカサは本当に良い所だった。
おばあちゃんとバイバイする時は泣きそうになってしまった。
ありがとうサンティアゴ・デ・クーバ!!!!
おばあちゃん長生きしてくれよな!!
次回!遂に最後の目的地!バラコアに到着!
カーニバル!秘境ビーチ!世界一の絶景!常に天国と地獄が隣り合わせ!