押忍!エッグだ!
今回はサンタ・クララからサンティアゴ・デ・クーバまで夜行列車で移動した話だ!
多分だけど移動だけで1記事になってしまうはずだ!
本当はそのままサンチアゴデ・クーバ(とも呼ばれてる)の街での事も書きたいが多分無理だ!
そんでサンティアゴ・デ・クーバってタイピングするのクソだりぃ!!
そんな事を言ってても始まらないのでとっとと書いていくぞ!!
昼頃に外に出て飯を食って昨日も食ったアイス屋に寄った。
これで30円くらいとキューバは甘い物が激安。
(この日に食ったやつ)
そして衝撃的だったのは昨日食った時は彩りも悪くプリンはグニャグニャしてて「キューバのプリンはこんな触感なのか~」と新触感なプリンに納得していたが、この日頼んだら違う店員が作った彩りも良い普通の触感のプリンが出てきた。
(昨日食ったやつ)
昨日の腐ってたプリンに納得した俺の気持ち返せ馬鹿野郎!!!!
そんなこんなで駅まで移動して20CUCでチケットを買ってベンチで待機。
確実に14時25分に出発すると言った昨日のおばちゃんはいない。
少し不安だけど沢山の人も待ってるから大丈夫だろう。
とりあえず14時25分に出発で朝の6時着ということ以外は未知。
Googleマップで調べると約600キロの距離。
普通に車なら高速で7、8時間の距離だがここはキューバ。
電車なのに約16時間もかかるのである。
ちなみに、このサンタクララからサンティアゴ・デ・クーバまでの電車移動の情報はネットには皆無であった。
今までもあってないような情報でも全く無いという事はなかった。
もしかしたら今回俺は日本人が誰も乗った事がない路線で移動するのかもしれない。
乗ったことある人くらいはいても、とにかくネットに載ってない情報で行く事に俺はワクワクしていた。
そして遂に時間ギリギリになって始発列車にみんなが乗り込みだした。
俺も一緒に電車に乗り込むと自由席かと思いきや一応席が決められていた。
みんな荷物を詰め込み予定時刻より15分くらい遅れて出発とスタートは上々。
ちょっと走ったところで電車内を探検すると連結部分のドアが全開。
まぁちんたら30キロくらいで走ってるから落ちても死なないけどキューバのテキトー感が全開の電車。
ここで喫煙可能なのでタバコを吸うのには困らなかった。
奥の方に進むと色々なタイプの席があり、俺の席は一応特等席っぽかった。
※まぁ俺は多分だけど、外国人価格の20CUC($20)も払ってんだから当たり前だけどな。
そんで少しすると強烈な日差しが窓から差し込んできて灼熱地獄。
もちろんクーラーなんかはないので、みんな独自で用意した布をカーテンにして凌いでいたが、俺はそんなもんないので車両移動したり色々な方法で耐えた。
そんなこんなしてると車内販売がやってきたので次はいつになるかわからないから色々と調達。
あとになって気付くのだが、この電車は各駅停車で無駄に何度も何度も小さすぎる駅に停まっては物売りが乗ってくる。
そこでチョコだというものを買ったが、砂糖のチョコ味みたいなジャリっとした触感と極悪な甘さでほとんど残した。
そして寝たりラジオ聞いたり色々しながら電車は走り続け次第に外は夜になり電車内の雰囲気もガラっと変わってきた。
少し話したキューバ人には「泥棒が出るから荷物だけはしっかり守っとけよ」と言われてた通り泥棒が出た。
警察が乗ってきて全員の顔や荷物を調べるために懐中電灯で照らしながら周っていた。
俺の所にきた時は顔だけ照らされてキューバ人じゃないとわかると荷物なんかは調べられずスルー。
本当の犯人が誰かも知らずに間抜けなポリ公だぜふっふっふと妄想しながら寝た。
そのあとも電車は沢山の駅に停まり、乗客の入れ替わりもあり遂に空いていた俺の隣に人が座ってきた。
多分だけど自由席が空いてないから指定席の方に来たっぽく「ここ座っても大丈夫?」と聞かれた。
最初は邪魔だな~と思ったが彼はとても良い奴で片言の英語も話せたので仲良くなった。
名前をアレクサンダー・カブレラ・ラミレスという嘘みたいな本当の名前だった。
そんな彼は社内販売で色んなものを買っては俺に分けてくれる気前の良い男でジュースまで買ってくれた。
彼はグアルダラバカというビーチリゾートで働いているらしく金回りが良さそうだった。
キューバは最貧国のひとつで乞食も多いし、普通の人でも金くれと言ってくるような国だった。
カストロとゲバラが革命まで起こして作り上げた社会主義国キューバだが自国だけの力ではもうどうにもならなそうな感じだった。
現にアメリカとは国交を絶っていたのに、多分貧乏過ぎるから国交も回復させたりしているらしい。
詳しい事は不明だが外国人相手の商売をしている人は潤っていて、そうじゃない地元民向けの仕事の人は超貧乏という感じがした。
社会主義なのに仕事も自由化したり色々と限界なんだろうなというのを実感した。
これは途中で食った腹壊すんじゃないか心配だった豚肉飯弁当。
スプーンなんて無いからフタをちぎってそれで食うのがキューバスタイル。
ちょっと大きめな駅で停まって30分だったか1時間くらい休憩。
ちなみに便所は電気もなく鬼汚いが仕方ないので何度も使った。
何度も寝ては起きてを繰り返していたが、気付いたら凍えそうな寒さで目が覚めた。
キューバは昼間は灼熱の暑さなのに、夜は日本の秋レベルで寒くなる。
そんなけっこー寒いのに窓がぶっ壊れていて全開。
電車だから冷たい風がビュンビュン入ってくるからガチで凍えそうになり防寒をしたが耐えられないレベル。
そんな極寒の夜行列車の中でガクガク震えながら時間を過ごし、ようやく朝陽が見え始めた。
マジで寒かったから朝陽が見えてきて少しずつ温かくなってくる時に俺は生きているんだなと生を実感した。
そして遂にサンティアゴ・デ・クーバに到着!!
16時間って言ってたけど19時間かかった!!!!
でも朝6時なんかに到着しても辛いから9時に到着でまぁ良かった。
とりあえず色々と地獄もあったけど、凄い冒険をしたような達成感もあって満足。
色々と省いた部分もあるけど外国人用バスじゃ触れ合えなかったキューバ人の日常も見れたし良かった。
じゃあ、またキューバで電車乗りたいかって?
二度と乗りたくねえわ!!!!
というわけでサンタクララからサンティアゴデクーバまでの長距離電車の旅終了!!
かなりエキサイティングな電車旅だったぜ!!
男に産まれたならエキサイティングな人生送らなきゃオカマだぜ!!
LGBT上等!!!!
なんだこの終わり方。。苦笑
次回!サンティアゴ・デ・クーバで野球観戦してたらスカウトされる!?の巻きだ!