押忍!エッグだ!
みんなはクレイジージャーニーというTBSのテレビ番組を知ってるかい?
この番組は、俺が吉本興業を辞めるキッカケの一つになった番組だ。
世界中を旅するクレイジーな人達を紹介する番組だ。
何を隠そう俺は無類のTBS好きなのだ。
多感な時期に人としての在り方を学んだ3年B組 金八先生もTBS。
人生の酸いも甘いも教わった渡る世間は鬼ばかりもTBS。
血の気の多かった中学生の頃に俺を興奮させた池袋ウエストゲートパークもTBS。
芸人としてデビューしてすぐレギュラーをもらったのもTBS。
最後にテレビ出演した好きか嫌いかいう時間もTBS。
なんだかんだ切っても切れない縁があるTBS。
そんなTBSで一番熱い番組がクレイジージャーニーだ。
その番組の二大巨頭といえば
丸山ゴンザレス
というクレイジーな男二人だ。
俺はこの二人に影響を受けて海外に行きたい欲求が更に増した。
他にも要因はあるけど吉本を辞めて世界一周の旅に出ようと思ったのは、この男達がカッコ良かったのも大きい。
今回はそのうちの一人。
佐藤健寿への挑戦状ブログだ!!
佐藤健寿は世界中の変なものを写真に収めるカメラマンだ。
変なものというと語弊がありそうだが、ここでいう変なものとは観光客じゃわざわざ見に行かないような変なものである。
僕はそんな変なものを自分の目で見るために世界を周ろうと思った。
そして佐藤健寿の写真集はとても売れている。
その名も奇怪遺産というタイトルである。
今回はエッグ流の奇怪遺産を激写した話をしていこうと思う。
2017年11月17日
この日は吉本の時代の先輩で、ベトナム住みます芸人でもあるダブルウィッシュの中川さんと一緒に遊ぶことになっていた。
昼に中川さんと合流すると、近くに日本で良く食べた丸亀製麺があったのでそこで昼食を取ることに。
中に入ると日本と同じ感じで俺はワクワクしながら天ぷらをチョイス。
しかし食べてみると日本の丸亀とはクオリティーが大きく違いガッカリする味だった。
うどんはベトナム人に合わせたのか柔らかくてコシが無い。
天ぷらも油をちゃんと変えてる?という感じで美味しくない。
あと取り放題のネギや天かすには蠅がブンブンたかっていていた。
同じ丸亀製麺でも日本と海外では7割減くらい差があった。
奇怪遺産とは程遠い話はこれくらいにして先に進む。
今回、僕らが向かうのはスイティエン公園という遊園地だ。
灼熱の天気の中、汗びちょでスイティエン公園に到着。
かなり立派な門でちょっとテンションが上がった。
中に入るとすぐ変なオブジェが沢山出てきたので写真を沢山撮った。
左下の人との大きさを比べて欲しい。
こんな感じで変なオブジェが沢山あった。
童心に帰った表情の俺
観音ドラゴンスプラッシュ
なんかすげー!!と思った顔が沢山ある仏像
初めて体験したドクターフィッシュ(激安)
日本ではやっと4Dだがベトナムでは既に9Dで映画が体験できる
ちなみに呆れて写真を撮り忘れたが13Dと書いてある看板も見かけた
あと絶対に許可取ってないと思うハリーポッターのアトラクション
中に入るとハリーポッター感はゼロのおばけ屋敷
ちなみに園内のBGMはディズニーで終いにはミッキーマウスマーチも流れてた(ガチ)
え?ちょっと待って!まさかこれが佐藤健寿を越える奇怪遺産とかいうつもり?
ノンノンノン!
俺がそんなセコいブログを書くわけがないだろう!
ここからが本番に決まっているじゃあないか!
佐藤健寿といえばこの奇妙な岩の顔の写真が有名だ。
それがなんと!この変な顔岩がスイティエン公園にあるというではないか!
まさかのまさか。
俺の求めていたクレイジージャーニーがこんなところに!!
というわけで変な顔岩があるという場所に向かってみた。
すると門が閉まっている。
なんか警備員に聞くと今は工事中だとのこと。
おいおいおい待て待て待て!!!!
書いてなかったけど俺たちはダチョウ乗り、ワニ釣りをしにきたのに、その二つも工事中とかでやれなかったんだぞ!!
しかも俺はこの変な顔岩を見るのが一番の楽しみだったんだよ!!
というわけで鼻から下しか見えない変な顔岩では我慢できるはずがないので直談判。
警備員に「頼む入れてくれ!!」とジェスチャー付きで頼みまくる!!
ベトナム語はわからないけど熱意だけでどうにかしようとするも首を縦に振らない!!
さすが社会主義国だぜ!!
でもなぁ社会主義国ぐらいじゃ俺は倒せねえんだよ!!
と、諦めずに交渉しまくっていたら近くを偉い人っぽい人が通った!!
警備員も「あの人に聞きなさい!」みたいなジェスチャーをしたので俺はすぐに直談判する相手を変更!!
その偉い人に
俺はこれを見るためだけに、はるばる日本から来たんだ!!1分で良いから中に入れてくれ!!
と直談判を続けまくると
なんとOKが出た!!!!
そこで撮った写真がこちら
これぞタイトルにも書いた佐藤健寿を越える俺が撮った奇怪遺産だ!!
え?どこが?って思ったキミはまだまだ半人前だ。
考えてみなさい。
佐藤健寿が撮った変な顔岩は普通の時に撮ったものだ。
いってしまえば撮ろうと思えば誰でもここまで来れば撮れるものでもある。
しかし!!!!
俺が撮った変な顔岩は普通の人では撮る事ができない貴重な瞬間なのだ。
社会主義国が見栄に拘るのは紹介した無駄に大きなオブジェでもわかるだろう。
だからこんな工事途中の見すぼらしい状態の変な顔岩を写真に収められたという事は、多分だけど超貴重な事なのだ。
今回は佐藤健寿に一方的に闘いを挑んだが、一方的に勝利することができた。
これで俺もクレイジージャーニーの仲間入りができた。
というわけでTBSは俺が帰国したら必ずクレイジージャーニーのオファーを出すように!!
※その際ギャラは5並びでお願いします。
俺はこれからもクレイジーな旅を続けるジャーニーでいたい。
そう、人生という旅を歩き続ける。
時には困難もあるだろう。
時には、わざわざ旭川まで行ったのに旭山動物園が閉まってることもあるだろう。
時にはベトナムまで行ったのに変な顔岩が工事中の事もあるだろう。
でも己次第で固く閉じた鉄の扉でもこじ開ける事ができるのだ。
人生は一度きり。
ドアを開けるか開けないかは
己次第!!!!