押忍!エッグだ!
ルアンパバーンとバイバイすることになった僕は空港に向かった。
世界一周の旅なのに4ヵ月が経過しても、タイとラオスの二ヶ国にしか行っていないというと外国人はゲラゲラ笑った。
でも僕はこの2つの国が大好きになった。
パパっと通過しただけだったらラオスなんて絶対に好きにならなかったと思う。
だからなんだ?って話なんだけど、僕はひとつひとつの国をしっかりじっくり味わいながら旅をしたいと思っている。
だってこの旅のテーマは住む場所を決める旅なのだから。
この時点では4ヵ月、リアルタイムでは5ヶ月が経過した世界一周の旅。
いつ日本に帰りたくなるだろうって心配がなかったわけじゃない。
でも時間が経てば経つほど日本に帰りたいという気持ちは薄れていっている。
もっと時間が経ったらわからないけど、現時点では福岡に行ってとんこつラーメンが食べたいと思うくらい。
そんな今回から始まるベトナム編では僕の世界一周のもうひとつのテーマでもある結婚相手を探すも本格始動する。
リアルタイムでは1ヵ月過ごしたベトナムを明日出る事になっている。
この1ヵ月で色々な事があったが今夜が勝負なのである。
その詳細はそのうち書いていくのでお楽しみに。
というわけで僕はルアンパバーンから飛行機でベトナムはハノイにやってきた。
ベトナムはノービザだと15日しか滞在ができない。
だから今回も面倒だけどネットでベトナムに1ヵ月滞在できるビザを申請した。
ベトナムに到着してビザのカウンターでハンコをもらい僕は入管の列に並んだ。
けっこー混んでて時間がかかって少しイライラしていた。
そしてもうすぐ僕の番になった時に事件はおこった。
おいおいおい!!俺が並んでるのベトナム人用のレーンじゃねえか!!
なんで同じ緑色でベトナム人とフォーエイナーを分けてんだよ。。
もう今更並びなおしたら堪ったもんじゃないぞ。。
というわけで僕は知らん顔をしてベトナム人用レーンに並び続けた。
パスポートを見られれば一発で日本人とわかるがここはベトナム。
なんとかなるだろ?なんとかなってくれ!と祈りながら僕の番になりパスポートを出すも何事もなかったかのようにパス!!
ありがとうベトナム!!
これは幸先良いぞ!!
僕はこうやって初めてきた土地で些細な事でも良い事を見付け、ゲン担ぎ的に考えるようにしている。
そうすることによって不思議と色々な事がスムーズに進むようになる。
そして到着ロビーでSIMを買ったりATMでベトナムドンをおろすために空港のWi-Fiを入れて色々と調べる。
今回も僕は行き当たりばったりでベトナムに来たので良くわからない。
とりあえず良くわからないので、一服しようと外の喫煙所に行くとチンピラみたいな奴が僕の後ろをがっちりマーク。
なんかカバンでも開けようとしてるのかと警戒して後ろにいさせないように向きを変えながら一服。
気付けばラオスの、ゆっくりのんびりな1ヵ月で僕の感覚は少し訛っていた。
こんな泥棒みたいな奴とか久し振りだなと少しウキウキしてきた。
そしたらしばらくしてボロボロの身分証を見せてきて「俺は正規の空港タクシーだ」と言い出した。
制服も着ていないチンピラがそんなわけねえだろと断るも超しつこい!!
ロビーに戻ってスマホで色々調べてても近付いてきて色々と話しかけてくる。
「俺はこれからSIMを買うからあっち行け」というと「SIMは空港で買うと高いからやめとけ」と言ってきた。
確かに今見ている記事にもそんなことが書いてある。
面倒だから空港で買ってしまおうと思ったが、チンピラも言うならとATMで金だけおろして普通のタクシーに乗って繁華街に移動。
向かった先はラオスでは日本食が少なかったのでハノイ一食目は味噌ラーメンを食べた。
日本と同じような値段でまあまあな味噌ラーメンだった。
嗚呼。。くるまやラーメンのネギ味噌が食いたい。。
そんな気持ちを噛み殺し僕はSIMを買うためにケータイ屋を探した。
でも人に聞いても英語が通じずどこに店があるか不明。
コンビニに行けといわれるが、コンビニではチャージはできてもSIMは売っていなかった。
そして、この時点で既に21時を回っていた。
まだホテルの予約すらしていない。
内心少しビビり出していたが
上等じゃねえか!!!!
と自分を奮い立たせていたらケータイ屋を遂に発見。
SIMを入れちまえばこっちのもんだ。
目星をつけた宿に向かうためGrabタクシーを呼んで宿に向かった。
その道中は噂に聞いていたがバイクと人が邪魔すぎて車がガチで進まない。
笑っちゃうくらい全く進まなくなったので途中で降り歩いて宿に到着。
微妙な宿だったが、もう疲れたので一泊だけ泊まる事にした。
旧市街という繁華街だったのでコンビニに行きがてら少し街を散策。
めちゃくちゃ人が多いし柄が悪い。
今まで色々な夜の繁華街を歩いてきたけどちょっとなんか違う。
例えばタイやラオスならジジイが「女いらねえか~?」と近付いてくる。
でも、ここでは超いかつい六本木系の兄ちゃんがバイクで近付いてきて「女いくべ?」という感じ。
断ってもしばらくついてくるし久し振りにちょっと怖かった。
街にいる若者もイカツイ奴が多く感じた。
多分だけどハノイのベトナム人は中国に近いこともあって見た目が日本人と似ている。
あと髪型が刈り上げのラインが入ってるのが流行りで、みんなそんな髪型なのもタイなどとは違って怖く見えた理由じゃないかと思う。
今までの異国なら怖そうな兄ちゃんでも、あまり怖くなかったがハノイは怖かったので散策は終わりにして宿に戻って就寝。
というわけで遂にリアルタイムで今いるベトナムの記事を書いている。
最近は前の話を記憶を頼りに書いていたので俯瞰で書いてしまっていて自分でも面白くなかった。
やっぱりある程度はリアルタイムで書いた方が筆も進む。
飯が美味い!!
人は良い!!
女も可愛い!!
という天国のようなベトナム編をお楽しみに!!