エッグ矢沢の世界一周ブログ

吉本興業を辞めた俺が自由気まま好き勝手に行く旅

【ルアンパバーン】海外で酔い潰れ外で爆睡してしまった話&最高の宿とBAR【ラオス再訪⑦】

押忍!エッグだ!

 

ルアンパバーン編も今回が最後だ!

前に間違えて泊った中国人宿を脱出して僕ちんは新しい宿ラタナゲストハウスに到着した!

 

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そこは評判も良く受付のソンポムがとにかく本当にナイスガイ過ぎる宿だった。

ソンポムは元々は出家をしていたが今は親戚の営むこの宿で働いている。

彼は休みなく田舎の親の面倒から兄弟の学費まで全て稼いでいるのだ。

 

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ソンポムとは色々は話をした。

その中でも一番心に残っているのはラオスが誕生してまだ40年くらいの歴史しかないという話だ。

僕は基本的に歴史の授業が嫌いだったので歴史に全く詳しくない。

ソンポムいわくラオスは色々な国の植民地になっていて、やっとひとつの国として動き出して40年だとのこと。

フランスの植民地だったのは有名だが、その辺りで日本も関わっていたようだ。

 

前にラオスにきた時のブログにラオスには自国の文化もない的なことを書いた。

 

それは今でもあまり変わらないし実際テレビもタイの番組だし音楽もタイの音楽ばかりだ。

 

しかし、それはラオスという国の歴史は40年しかないからだとわかった。

 

それがわかった時に前回、僕がラオスに感じた貧相な国というイメージがとても失礼だったなと思った。

 

たった40年しか歴史がなけりゃ文化的にも仕方ないよなと。

大昔の話だから日本が何かラオスに酷い事をしてたとしても、僕の知ったことではない。

でもソンポムの話を聞いて、そんな悲しい事は繰り返してほしくないなと思う。

友達が一人もいない遠くの国で地震や戦争が起きたって僕は何とも思わない。

だけどもしそこに一人でも友達がいたら無関係な土地ではなくなる。

だから僕はソンポムという青年と友達になったことでラオスの成長を心から願う。

 

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あと僕にはもう一人の友達ができた。

彼女の名前はキャリーというドイツ人だ。

カオソーイ屋でたまたま横に座ったので食べ方とかを教えて仲良くなった。

キャリーと友達になったおかげでルアンパバーンは寂しくなかった。

川沿いのユートピア(Utopia)というルアンパバーンで一番洒落たBARで良く飲んだ。

彼女の友達のテリーも紹介されて3人で飲んだりとても楽しかった。

 

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僕が今回ルアンパバーンに2週間も滞在することにした理由は溜め込んだブログを書くためだった。

だから後半は毎日ゴリゴリにブログを書いた。

本気でブログを書くと何時間もかかるし、頭がパンパンになって飯を食う時以外は宿の外に出ようとも思えないくらい疲れる。

 

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でもそんな時にキャリーがビールを飲もうと誘ってくれたりするので、丁度良い息抜きにもなった。

一人でこんな毎日を過ごしてたら超キツかっただろうなと思う。

 

そんな楽しく時間のゆっくり流れるルアンパバーンも終わりが近付いてきた。

 

バンビエンは若者の多いバックパッカーの町だが、ルアンパバーンはミドルな年齢層が多く丁度良く落ち着ける場所だった。

 

でもミドルだって若者には負けてはいられない。

僕とキャリーとテリーはルアンパバーンを離れる事になったので最後にパーティーをした。

場所はいつものユートピアである。

 

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この日はカナダ人でオーナーのロブも一緒に飲んで酒がばかばか出てきて僕は調子にのって半端なく飲んだ。

閉店時間になって会計をしようとしたがロブからサービスだとの一点張り。

何度払うと言ってもお金を受け取ろうとしないロブ。

困った僕は酔っぱらった勢いで財布の中身をガバッと全てチップ箱にぶちこんだ。

 

すると店員みんながうぉぉぉおおおお!!!!と大騒ぎ。

 

全くもって大した額じゃないどころか超絶安い全財産(千円未満)だが盛り上がりすぎて、もう一軒行くことになった。

 

そこでも僕は調子に乗って飲みまくり一人潰れた。。

 

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だって15人くらいが僕のジョークに大爆笑するから。。

 

元吉本芸人の血が騒いじまったんだ。。

 

日本でも路上に寝るほど酔ったことがないのにこれで何度目だ。。

 

そしてトゥクトゥクに乗せられた僕は宿に帰宅。

 

宿に迷惑はかけたくないので宿の近くで停めてもらい側溝で鬼ゲボ。

部屋に戻って風呂場でも鬼ゲボ。

寝てから目が覚める度に鬼ゲボ。

 

3日くらい気持ち悪いのが続く人生最大級の二日酔いだった。。

 

そして一ヵ月に及ぶラオス生活の最終日。

宿で借りてた自転車代を払おうとATMで金をおろしてくるからソンポムに自転車代は幾らだ?と聞くもサービスだよといわれる。

 

泣きそうになった。

 

もう金額はわからないけど、とりあえず金をおろして空港までのトゥクトゥク代以外の全財産をソンポムにチップだと渡した。

ソンポムはチップにしては多すぎるといっていたが感謝の気持ちだ。

これで何か美味いもんでも食ってくれと無理やり渡した。

 

今までの記憶の中で心からチップを渡したいと思ったのは今回の2回だけのような気がする。

 

ルアンパバーンは僕をそんな気持ちにさせてくれる素晴らしい場所だった。

 

またいつか絶対にルアンパバーンでソンポムと再会したい。

その時も成長したソンポムに恥ずかしくない自分でありたいなと思う。

 

 外国人達に世界一周してるというと必ず聞かれることがある。

 

「どこの国行ったの?もう何ヶ月経ってるの?」

 

「四ヶ月でタイとラオスの二ヶ月だよ!」

 

このやりとりは鉄板で大爆笑される。

 

でも、ゆっくりゆっくり周ってるぶん誰よりもタイとラオスが大好きになったと胸を張って言えるよ。

 

だからこれからも自分のペースで全部の国を好きになりながら周れたら良いなと思う。

 

そして僕は何も調べてないベトナムハノイに向かうために空港に向かった。

 

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PS.お坊さんが早朝練り歩く托鉢ってのにも行ったけど特に見どころなし!

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