押忍!エッグだ!
みんな元気か?
僕ちんは毎日元気モリモリだ!
モリモリで思い出したけど俺の初恋の相手、森さんは元気にしてるかな?
今頃結婚してるのかな?子供もいるのかな?
数年に一度くらい森さんのことを思い出す。
成人式で再会した彼女は、さらに綺麗になっていた。
みんなに促され一緒に写真を撮ってもらった時は足が震えた。
今回はそんな恋愛の話をしていこうと思うんだけどその前に。
何度かこのブログにも登場したタイ人の彼女とは色々あって別れる事になった。
同じ日本人同士でも価値観の違いで別れるなんてよくあることだし、タイ人の彼女とは生まれた国も違えば育ってきた環境も全く違う。
それでも何度か話し合ったが僕たちは理解し合うことができなかった。
彼女には他に良い男性を見付けて子供と一緒に幸せになってほしいと僕は願います。
※面倒なので詳細は伏せます。
※あと個人的に「モザイク無しの写真見せてよ」という連絡は今後無しでお願いします。
そんなこんなで地元の友達カンゴが帰国して数日。
僕ちんは良く行くレストランで働く可愛い女の子の事が気になっていた。
他のスタッフから聞いて、その子に恋人がいないことも知っていた。
そして僕ちんは勇気を振り絞り誰にも見られないようにLINEを交換してもらうことに成功した!!
タイ人は噂話が大大大好きなのでLINEを交換したなんてバレたら一瞬で前前前世まで噂が広まり上手くいくものも上手くいかなくなるのである。
日本でも似たようなことはあるが、恋愛は水面下で進めるのが鉄則。
それから数日して僕ちんたちはデートをすることになった。
出発直後に雨が降ってしまったので、まずはテキトーな店で雨宿りがてらランチをした。
純粋そうで大人しくて可愛い女の子とランチ。
この子と付き合ったらケンカすることもなく楽しく過ごせそうだな。
なんてことを僕ちんは考えながら彼女とのランチを楽しんだ。
そしてサムイ島で一番栄えているチャウエンに行きセントラルフェスティバルという大きなショッピングモールに行ったり、アイスを二人で一緒に食べたり。
なんか学生の頃に戻ったかのような気持ちで僕ちんは胸を躍らせていた。
そのあとはビッグブッダを見にいったり
僕ちんのマイフェイバリット仏陀の千手観音を見にいったり
一度行ってみたかった山の上にある寺院にも行ったりと熱心な仏教徒のタイ人に合わせたお寺デート。
最後はビューポイントという眺めの良い場所に行き色々と語り合った。
彼女は、ほぼ英語が話せないので片言のタイ語とGoogle翻訳を駆使しお互いの事を少しずつ理解していった。
思ってる事が伝わらない、相手の言っている事がわからない、そんなもどかしい時間ですら楽しいと思えるほど彼女は可愛らしかった。
そして紆余曲折など特になく僕ちん達は付き合う事になった!!
これで幸せなサムイ島ライフが送れるぜ!!と僕ちんはウキウキしまくっていた。
それから僕ちん達は一緒に食事に行ったり海に行ったり毎日を楽しく過ごすはずだった。
仕事が終わった彼女が僕ちんの部屋に遊びに来て、そのまま泊まり朝はレストランまで送っていくという生活が3日くらい続いた。
それも4日目くらいからだろうか。
彼女からのLINEの返信は遅くなり、僕ちんの部屋にも来なくなった。
それでも「愛してる」とか「会いたい」などのLINEはよく送られてくる。
僕ちんは、彼女は何かトラブルでも抱えているのか?と心配していた。
しかし
たまたまFacebookを見ているとタイムラインに彼女の写真が出てきたのだが、そこには知らない男も親密そうな感じで一緒に写っている。
タイ語で何か書いてあるのは理解できないが、LOVEやハートみたいな絵文字もあった。
で、でもタイって兄弟とかも仲が良いしこんなこともあるよね!?
で、でも彼女は小さい弟しかいないって言ってたよね!?
じゃ、じゃあ従兄弟かなんかなのかな!?
て、てか普通に考えてもし二股ならfacebookになんて載せないよね!?
そんな事を考えて発狂しかけた僕ちんは彼女に「これは誰?」とLINEをした。
しかし返事はIKKOに返ってこない。
どんだけぇ~!!!!
とりあえず次の日になり全く関係のない話が返ってきて僕ちんの質問は無視。
こいつクロだ!!可愛い顔してるけどクロだ!!素朴ぶってるけどクロクロのクロネコヤマトだにゃ~!!
と僕ちんは彼女との関係を終わりにしようと思ったのだが彼女からは
「どこにいるの?」
「会いたい」
「愛してる」
のようなLINEが毎日届くのである。
おうおう別にええぞ!!
こっちは酸いも甘いも知った31歳やぞ小娘!!
二股してくれても別にええわい!!
そっちがそのつもりならこっちも割り切って付き合ってやろうやないかい!!!!
と思ったのだが彼女は全くもって僕ちんと会ってくれなかった。
なんとか会う約束を取り付けてもタイ人得意の体調不良&家族の用事。
それでも毎日求愛のLINEが届く。
こいつクレイジーすぎんだろ!!!!
と思っていたところ、僕ちんは毎晩通っていたデブ女友達の営む路上BARで相談した。
すると友達のタイ人デブ女は
「このブスのどこが可愛いんだよ!!ぎゃはは!!このツラで二股かけるなんてクソアマだぜこれ!!」
と、とても汚い言葉で彼女を罵ってきた。
とっさに僕ちんはムッ!!として彼女を擁護してしまいそうになったが
ダメだダメだダメだ!!!!
僕ちんは騙されてるんだ!!目を覚ませ!!と自分に言い聞かせ、良い機会なのでデブ女に頼みタイ語でボロクソにLINEを送ってもらった。
「おまえはクソだ!浮気女!可愛くもねえのに調子こくなブス!嘘つき!泥棒!おまえなんて地獄に落ちろ!ふぁっくゆー!」
くらい多分送ったと思う。
すっごい沢山送ってあった。
そうすると彼女から涙マークの絵文字が送られてきたのでこの期に及んでまだ誤魔化そうとするんかい!!その辺の中卒ちゃうぞ!!安倍首相と同じ成蹊大学法学部卒やぞ!!こう見えて漫画だけじゃなくて小説も読むんやぞ!!昔はもっと痩せてたし髪もふさふしゅあああああああ!!!!!!!!と頭にきたのでデブ女に頼んで、もう一発ボロクソにメッセージを送ってもらった。
すると、やっと観念したのかアイムソーリーと送られてきた。
俺の完全勝利!!!!!!!!
そう、僕ちんは試合には負けたが勝負には勝ったのだ。
タイ人は決して謝らない。
そのタイ人を謝らせたのだから僕ちんの勝ちなのだ。
誰がなんといおうと俺の勝ちじゃクソが!!
というわけで僕ちんと彼女の関係は終わった。
しかし僕ちんがサムイ島を出たあとも「どこにいるの?」や「なにしてるの?」と彼女はLINEを送ってきたのである。
「おまえには関係ない」
そう送ってからは流石にLINEはこなくなった。
こうして僕ちんの淡い恋物語は幕を閉じたのである。
そして僕ちんはまたいばらの道を歩き出す。
運命の女性に出会うまで。