どうもエッグ矢沢です!
前々回から続いているタイ人彼女の実家ラヨーン編も折り返し地点!
今回からはラヨーンで釣りがしたいよ~ん編に突入です!
とっとと書いていかないと書きたいことが溜まりすぎるので早く書かないと。。
インプットが多すぎてアウトプットが追いつきません!
これで使い方あってますか?
ってか僕は無駄に横文字を使う奴が大嫌い!
ひと昔前にサイド刈り上げてグレーのスーツを着たITチンピラみたいな奴がよく口にしていた「ウィンウィン」という言葉が特に大嫌い!!
どっちもウィンな時点で、それは勝負ではありません。
勝負する気もねえ奴は引っ込んでな!と漢の中の漢、埼玉の中野英雄ことエッグ矢沢は思うのです。
そんな話はこれくらいにして本題にライドオン!
いきなりですが僕は釣りが大好きなんです。
若い頃は渋谷や三茶で良く釣りをしていました。
丁寧に敬語で話しかけるのがコツで、得意の話術で相手を和ませればこっちのもの。
相手は僕が誰かわからないという不安が最後のネックになるので、最後に渋ったら自ら正体を明かします。
そうすれば相手は僕の素性(当時は吉本の芸人)が分かり一本釣りの成功です。
おっとっと!(釣りだけに)
これは魚釣りじゃなくて女釣りの話でした!
今日は筆ならぬタイピングが乗り過ぎて話が進まねえぞ。。。
とにかく僕は釣りが好きで、時間が空いた時は一人ででも釣りに行くくらい好きなんです。
基本は川でバス釣りですが、海釣りも年に1回くらい行っていました。
そんな僕なので今回は折り畳みの竿を持って世界一周に臨んでいます。
こちらの竿とってもオススメです!
そんなこんなで彼女の実家ラヨーンでも釣りをしようと僕は一人、親父さんのバイクを借り探検に行ったのです。
日本では釣り人のマナーが悪く、野池が釣り禁になっていたりしていますがここはタイ。
そんなことがあるわけないとGoogleマップの池っぽい所を見付けて向かってみる。
ラヨーンの道は砂漠化が進んでいるかのように砂まみれ。
工事などが盛んに行われているとはいえ、信じられない砂嵐の中を頑張って走ること10分でやっと目的地に到着。
しかし
おわかりいただけるだろうか?
まさかの柵が引かれておりガッチリ南京錠まで!!
でも反対側にバイク停まってるし、どうにかすればあっち側に行けるはずだろうと僕は再びバイクを走らせた。
しかし
反対側に到着するも、そこはダム?かなんかみたいな作りで侵入不可。
近くにいた作業員にきいても「ダメ」といわれ途方に暮れる。
道も悪いし砂埃も酷いし灼熱の太陽。
でも、それくらいの困難でお笑い界の松方弘樹といわれたこのエッグ矢沢を諦めさせることは不可能だ。
ということで次の目的地までGOGO森田剛!!
しかし
けっこー走ってからGoogleマップがここを曲がれといいだした。
ここなわけないと何度もこの辺りを行ったりきたりしたが、やはりここで曲がるのが正解のようだ。
流石の僕もここを半そで半ズボンで突き進む勇気はないので諦める。
ちなみに写真を撮り忘れたのでここが三箇所目みたいになっているが本当は四箇所目である。
僕はもう力尽きかけていた。
こんなに自然溢れるタイなのに釣り場の一つも見付けられない。
僕は自分の不甲斐なさから心がバキバキに折れかけていた。
そういえば彼女が「釣り堀でしか釣りはできないナ!」といっていたのを思い出した。
そんなわけねえだろクソボケ!と無視していたがガチなのかも知れない。
僕は彼女を信じなかった自分を恥じて部屋に戻ることに決めた。
GAME OVER
謎の声「おめえさん本当に諦めちまうのかい?」
エッグ「あ、あんたは誰だ?」
謎の声「俺は姓は松方、名は弘樹っつうもんだ」
エッグ「ええええ!?!?松方のとっつぁん!?!?」
松方「そうだ、おめえさんの大好きな仁義なき戦いに出てた松方だ」
エッグ「な、なんで松方さんが僕のところなんかに!?」
松方「おめえさん俺みてえになりてえってカタギの道を捨てたんじゃねえのかい?」
エッグ「そうです!小さい頃から元気がでるTV見て育ちました!」
松岡「そ、そっちじゃねえ、仁義なき戦いの方だよ」
エッグ「はい!僕は仁義なき戦いが大好きです!」
松方「そんならこんなとこで諦めちまうのは漢じゃねえ」
エッグ「それならどうすれば良いんですか?」
松方「この道をまっすぐ行って左に曲がれ、そこのコーヒー屋で茶をしろ」
エッグ「え?どういうことですか?」
松方「いいから進め若者よ」
松方さんは僕にそう言い残すとそれ以降、松方さんの声が聞こえてくることはなかった。
僕は訳が分からなかったが松方さんの言葉を信じ、まっすぐ進んで左に曲がった。
そこに行くと本当にコーヒーショップは存在した。
僕は疲れた体を癒すためにタイの甘い甘いミルクティーを注文し、店員のおばちゃんに話しかけた。
エッグ「ねえ、おばちゃん、この辺に釣りができるとこはないかい?」
おばちゃん「それならここをまっすぐ行ったところにあるよ」
エッグ「え!?本当!?ありがとう!!行ってみる!!」
そしてエッグはおばちゃんの言葉を信じまっすぐ突き進むも、もちろん釣りができそうな場所などなく、通りかかった兄ちゃんに聞くと途中まで案内してくれて無事に池に到着!!
でもよく見てみると、なんか釣り堀っぽいな。
普段、日本ではアンチ釣り堀派の僕は一瞬迷ったがもう仕方がない。
今日は釣り堀で爆釣してやると受付に70Bを支払い釣りを始めた。
周りはエサ釣りだが僕は日本から持ってきたルアーで釣りをしてみたが一向に釣れない。
そんな時に隣のおじさんが釣れたので近付いて魚を見せてもらった。
プラーニンという魚で、日本ではティラピアと呼ばれている魚らしい。
そしておじさんは僕のルアーを見て
おじさん「そんなんじゃ釣れねえぞ!これやるからこれで釣ってみろ!」
と僕に仕掛けからエサまで一式譲ってくれたのだ。
僕は金を払おうとしたが、おじさんはマイペンライといって一切金を受け取らなかった。
そして僕はおじさんのくれた一式で釣りを再開して色々とおじさんと話した。
YODさんが「サンキューサンキュー」というので、サンキューはこっちのセリフだと思ったがサンキューという会社名だった。
YODさんは英語が一切話せないのでゴリゴリのタイ語をなんとか理解しながら色々とおしゃべりした。
そして数分おしゃべりしていると
ガボッ!!
きた!!遂に魚がHIT!!
ぐりんぐりん巻いて簡単に一匹目をGET!!
ここからが爆釣で途中で写メ撮るのやめるくらい釣れまくり!!
名前も覚えてないけどプラーニン、カイヤン、スワイ、鯉?みたいな魚を合計で10匹弱は釣った!!
途中からはYODさんの子分という人たちも集まり、酒を飲みながら暗くなるまで釣りを楽しんだ。
そして僕は釣れた魚を持ち帰るわけにもいかないので、全てYODさんにプレゼントした。
するとYODさんは「ちょっと待ってろ」と車に何かを取りに行き、僕に仏陀の御守りプラクルアンをプレゼントしてくれた。
画像のネックレス型のは普段からつけている物で、真ん中のがYODさんがくれたもの。
僕はバンコクでお世話になっている人から、かなり貴重だとういプラクルアンを世界一周の御守りにと渡されて常に首から下げていた。
これを見たタイ人から「すげーな!」とか「交換してくれ!」と何度もいわれたくらい本当に凄いものらしい。
釣りの最中にもYODさん達は僕のプラクルアンをマジマジと見て拝んでいた。
僕がこれを付けていたからなのかYODさんは僕に新しいプラクルアンをプレゼントしてくれた。
明日も会おう!と真っ暗な中を真っ黒なYODさんは車に乗り家に帰っていった。
僕は遠い異国の地で新たな友情が芽生えたことが凄く嬉しかった。
明日もYODさん達と釣りをすることを心に決め、僕たちは決して戦ったわけじゃないけど「ウィンウィン」ってこういうことをいうのかな、なんて考えながらホテルに戻った。
次回!YODさん達と釣った魚を食おうとしたら彼女ブチギレ!