押忍!エッグずら!
というわけで今回も天国サムイ島での1ヶ月半が終わり移動する日になった!
次の目的地はマレーシアである!
マレーシアに決めた理由としては
・タイから近く陸路で行ける
・ビザが無くても3ヶ月いられる
・クアラルンプールから色々な場所に飛行機が飛んでいる
こんテキトーな理由からマレーシア行きを決めた。
今回も詳しくは調べずタイを南下して船でランカウイ島から入国してみようくらいに考えていた。
そんなわけで俺はサムイ島を出発し船で本土に渡り、そこからバスに乗って南下した。
合計移動時間としては約10時間。
今まで夜行バス、飛行機などで20時間近くの長距離移動を経験した俺からしたら陸路での10時間など余裕のよっちゃんである。
そして初日はタイ南部最大の街といわれるハジャイに到着。
思い返せば2年前に一度ハジャイとマレーシアには一瞬だけ来た事がある。
ビザランというタイのビザの抜け道を利用して長期滞在するための裏技を行うべく訪れた。
ビザランを簡単に説明すると日本人はタイでビザが無くても30日間の滞在が許されている。
その30日間が経過しそうになったら隣接するマレーシアやラオスなどに陸路で一瞬だけ出て、タイに即戻ると30日間が復活するという裏技だ。
基本的にタイとしては長期でいるのであれば正式に観光ビザを取ってほしい&就労ビザもないのに違法に働く不良外国人が多く存在することにタイ政府は怒っていた。
というわけでビザラン禁止を厳格化するという通達が2016年8月に正式に発表されたのだ。
【以下、2年前の8月の話】
そんな通達のあった数日後、俺はビザランをしにサムイ島からハジャイ経由でマレーシアに向かったのだ。
色々な外国人に「超厳しくなったからやめとけ!」と忠告されたが「俺はパスポートも綺麗な日本人だぞ!?それにタイのイミグレなんてテキトーよ!絶対スルーされるから見とけ!」と啖呵を切ってマレーシアに乗り込んだ。
タイとマレーシアの国境(確かサダオ)にあるタイ側のイミグレから出国し、歩いてマレーシア側のイミグレに行って入国完了。
そこから即マレーシアの出国手続きをしてもらいタイのイミグレに歩いて戻った。
タイ側でも即スタンプを押してもらえるだろうと思っていたが、並んでいる段階で変な奴に違う部屋に連れていかれた。
そしてそこでイミグレのボスみたいな奴から
「おまえビザランは禁止だぞ?マレーシアに戻って一泊してこい!」
という鉄槌を下され超焦った俺はNHKでも放送されたドラマ『火花』第四話の冒頭でも見せた迫真の演技で乗り切ろうと泣きまねをしながら頼み込んだ。
とにかく泣きべそをかきながら
「ハジャイのホテルに荷物も金も置いてきちゃってるんだ!(嘘)」
「マレーシアの事なんてなにも知らないしホテルに戻らないと!(嘘)」
※この時点でハジャイにホテルすら予約していない
この後はとにかく泣きべそで「プリーズプリーズ!」と連呼していたが
「プリーズだと?おまえポリス行きたいのか?」
と警察の名前を出されたところで、これ以上はマズいと思い
「マレーシアに一泊します」
と入国拒否で逆戻りする羽目に。
しかし!!
ここで白い袈裟を身にまとったお坊さんの集団がやってきたのだ。
タイのお坊さんはオレンジ色だし、マレーシアのお坊さんなのかな?と思っていた。
俺は外も暗くなってきてるし、早くマレーシア側に戻ってホテルとか探さないとと焦っているのだがイミグレのボスは俺のパスポートと睨めっこ。
とっととパスポート返せやボケ!と思っていたがイミグレのボスから信じられない一言が!?
「今回だけはお坊さんに免じて特別だぞ」
と意味不明の恩赦を受け奇跡的に即日タイ側に戻れることに!!
しかしパート2!!
イミグレのボスがおもむろに封筒を出してきて「おまえも仏教徒だよな?それならこのお坊さんのタクシー代をここに入れろ」と言ってきたのである。。
こ、これは意味がわからないけど賄賂的な何かなのか!?とビビる俺。。
しかしパート3!!
さっきまで片言ながら英語で意思疎通を取っていた俺だが、急に困った顔をして「アイドンノー。。」を連呼!!
「エイゴワカリマセン。。」みたいな顔してたらイミグレのボスは苦い顔で「もういい!行け!」となりノーマネーでフィニッシュ!
吉田栄作もびっくりな俺の迫真の演技によってタイ政府を打破!!
と、そんな超びっくりした思い出のあるハジャイとマレーシアなのである。
ただ、今一番びっくりしているのはイミグレのボスでも吉田栄作でも堀之内社長でもなく過去の思い出をこんなにもクソ長く書いてしまった自分自身に一番びっくりしている!!
そんなわけで二年ぶり二度目のハジャイに到着だ!!
長くなりすぎたからハジャイ編は次回に続くぜ!!
ちなみに俺はマネーの虎では南原社長と貞廣社長が好きだ!!